私はあなたの神である

この世界の見方、捉え方には、進化論と創造論という二つの考え方があります。 世界は偶然生まれたのか、神の創造なのか。 どちらを信じるかによって、あなたの世界観と生き方も変わってくることでしょう。 あなたは、どちらの生き方をお選びになりますか？

人間が生きるためには、水や食料だけではなく、愛し愛される温もりが必要です。 神様はひとり子であるイエス様を人間の救いのために十字架にかけました。 誰かの救いのために、我が子を犠牲にすることができるでしょうか？ あなたはそれほどまでに、神様から愛されている存在なのです。

聖書は、人間が神を探し求め、そしてそれ以上に神が人間を探し求める物語です。 それを表した例が、迷子になった羊とその飼い主のお話です。 ある日、百匹いた羊のうち、一匹が迷子になりました。 羊飼いは九十九匹を野原に残し、迷子の羊を探しに行きます。見つかるまで諦めず、そしてついに見つけて大喜びする、というお話です。 このお話で羊は人間、羊飼いは神を表します。 自分がどこから来て、どこにいて、どこへ行くのかが分からない時はありませんか？ 神は今も、一匹の羊であるあなたを探しています。

「一番みじめなことは、みじめな自分に気がつかないこと」。 思想家・哲学者であるシモーヌの言葉です。 前回、罪とは元々「的を外す」という意味だというお話がありましたが、的外れに、そして歪んだ関係のまま生きていくのは苦しいことです。 あなたは新しい自分を生きたいと思われますか？　 救われたいと思われますか？

日本は豊かな国です。 経済的にも発展し、食料は有り余るほどです。 そして同時に、世界で自殺率が高い国の一つでもあります。 電車には疲れた顔が並び、孤独を覚え、将来に対する不安の声ばかりがネット上にあふれます。 人間が孤独を感じるのは、人生を最後の最後まで責任をもって 共に生きてくれる人がいないからかもしれません。 しかし、聖書はあなたと共にいてくれる神がいることを伝えています。

人生における経験を、しかたのないことだと受け止めることを「運命」、 何かしらの計画があると受け止めることを「摂理」と呼びます。 自分の人生を見通すことはできませんが、最初から全てを見通しておられる方がいます。

この世の試練は辛いものです。 なぜこれらのことが起きているのか、私たちは神様にしばしば尋ねます。 実は、神様はこれらの試練を用いて、私たちの品性をきよめ、キリストに似た者として成長させようとしておられるのです。 神様は、あなたの人生に対して素晴らしい計画と目的をお持ちです。あなたは神の御手によって形作られ、より大きな働きのために用いられたいと望みますか。

この数年の間に、私たちは世界がどのように変化したかを見てきました。良い方向にではなく、反対の方向に変化したのです。飢饉、戦争、自然災害‥‥‥。しかし聖書は、イエス様が再び来られる時、私たちを痛みも悲しみも泣くこともない場所に連れて行ってくださると約束しています。すべてのものが新しくなるのです。神様が私たちのために用意してくださったものを見てみたいと思いませんか？

世の中にはたくさんの戦いがあります。 大人ばかりではなく、子供にも受験戦争、いじめといった争い、戦いはあるのです。 そして、私たちの目に見えないところでも、戦いは起こっています。 善と悪、キリストとサタンの大争闘はずっと昔から、今現在も続いています。 この戦いは何のために、誰のために始まったのでしょうか？

多くの人は、歴史はすでに過去のもので、私たちとは何の関係もないと考えます。 しかし、歴史をよく調べると、目に見える以上のものがあるのです。 歴史は、未来を知る助けになります。今回は、それを具体的に解き明かします。聖書の神様は、歴史を預言し、希望の未来を与えておられるのです。