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十字架の愛に応答する
先延ばしにした牧師
ある牧師が、ある町で伝道講演会をすることになりました。翌日、その町を歩いていると、思いがけず何年も会っていなかった昔の同級生に出会い、2人とも久しぶりの再会を喜びました。
その友人が訪問の理由を尋ねると、牧師は 3 ヶ月後に予定されている伝道講演会に向けて準備をしていると説明しました。友人はその話を聞いて感激し、今度の講演会で最初にバプテスマを受けると約束しました。その友人の熱意に牧師は、彼ならイエスさまに人生を献げる招きを即座に受け入れるだろうと確信しました。牧師は翌日、その友人を教会に招くことも考えましたが、3 ヵ月後で良いだろうと自分をなだめて思い留まり、3 ヵ月後の再会を期待して別れました。
3 か月後、牧師は現地に到着し、バプテスマを受ける準備ができている尊い魂が既に一人いると思い、楽観的な気持ちでいました。既にバプテスマを受ける約束している人がいる状態で伝道講演会を始めるのは珍しいことでした。
牧師はこれを豊かな収穫の兆しととらえ、講演会後には多くのバプテスマが与えられるに違いないと確信していました。
到着すると、講演者はちょっと離れた場所にテントが設置されているのに気づきました。葬儀のためだと思った講演者は、誰が亡くなったのか尋ねました。関係者から亡くなった方の名前を聞くと、それは、まさに伝道講演会でバプテスマを受けると約束していた牧師の友人だったのです。講演する牧師は深く悲しみ、友人をイエスさまに招くのを遅らせてしまったことを悔やみました。
私たちも、手を差し伸べるのを遅らせてしまうことがあります。今、神様のメッセージを届けられるうちに、福音を伝える心を祈り求めましょう。
什一と統合約束献金をお返しする今、私たちの友人に福音を伝える機会が与えられますように祈り求めましょう。