リニエージ ~真理への旅〜 シーズン1
キリスト教にはたくさんの教派がありますが、大きく2つに分けると旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)です。 どのような経緯で宗教改革がなされ、新教が誕生したのでしょうか。 幾世紀にもわたる宗教改革の系譜をたどる真理への旅に出かけてみませんか。 このシリーズでは、ジョン・ウィクリフ、マルチン・ルター、コルンバヌス、エイデンそしてジャン・カルヴァンといった改革者たちの祖国であるヨーロッパ各国を旅します。

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前回に引き続き、マルチン・ルターの生涯を探る旅に出かけましょう。 ルターは修道院を出た後、ウィッテンベルク大学で教鞭を取ります。 彼は雄弁で、力強く明瞭な説教を行う人でした。 その評判は大学のみならず、市井にも広まったほどです。 ある時、七つの修道院と総監との間に論争が起き、解決するためにルターが派遣されました。 その旅は、ルターの人生を永遠に変えることとなったのです。
人類史上、ターニング・ポイントとなる重要な出来事が多く存在ます。 マルチン・ルターが聖書に出会ったことは、その一つと言えるでしょう。 生まれはドイツですが、決して裕福な家庭とは言えず、食べ物をもらうために、通学路にある家々を訪ね歩いたこともありました。 ルターと聖書の出会いは、自国のみならず、大陸全体に改革を引き起こしていくこととなります。
印刷機の発明は、まさに革命と呼ばれるべきものでした。 印刷機は、15世紀にドイツの金細工師であるヨハネス・グーテンベルクによって開発され、人々のコミュニケーション方法を根本的に変えました。 印刷技術の革新は、情報や新しいアイディアの迅速な普及を可能にしたと言えるでしょう。 それは宗教改革にも大きな影響を及ぼし、それまで手書きであった聖書や、様々な写本が広く普及されるようになったのです。
1384年、ウィクリフの死から40年後のことです。 彼の遺骸は掘り起こされ、焼かれて灰となり、ラターワースにある近くのスウィフト川に投げ込まれました。 この川の水が世界中に流れるように、ウィクリフの著作等の遺産を通して、神の言葉は全世界に広がっていくようになります。
前回はジョン・フスとジェロームを扱いましたが、今回は彼らが亡くなった後について探っていきましょう。 フスとジェロームの処刑は、ボヘミア宗教改革の終焉を告げるものだと期待する声もありましたが、実際にはその反対のことが起きました。 フスの死後、彼の著作はさらに大きな関心を集め、活動は継続されたのです。 ヤン・ツィスカ将軍という天才的な軍人が、幾度も十字軍を撃退したことも、その後押しと言えるでしょう。
前回に引き続き、ジョン・フスとボヘミアのジェロームを巡る旅に出かけましょう。 ドイツのコンスタンツで、二人は聖書への信仰のゆえに火刑に処されました。 当時の処刑場での様子について、ある教皇派の言葉が残っています。 「彼らはまるで、結婚式の祝宴に向かうようだった。炎の激しさに負けず、彼らは讃美歌を歌い続けた」 フスとジェロームの人生は決して長いものではありませんでしたが、その忠実さや信仰は、彼らが亡くなった後も遺り続けたのです。
12話に引き続き、ジョン・フスとボヘミアのジェロームの活動を巡る旅に出かけましょう。 1415年、ドイツでコンスタンツ公会議が開かれました。 いくつかの議題と共に上ったのは、ウィクリフの著作が異端であるという宣言です。 ジョン・フスはミュンヘンで裁判にかけられ、ジェロームは彼を助けるためにプラハを出立します。 しかし、ジェローム自身も道中で捕らえられ、牢に入れられることとなりました。
チェコ共和国にあるボヘミア地方を巡る旅へ出かけましょう。 ボヘミアは、宗教改革の偉大な英雄であるジョン・フスとジェロームの故郷です。 ジョン・ウィクリフの伝道活動に触発された二人は、密接に協力しつつ、生涯を通じて宗教改革活動に尽力しました。 彼らの影響は故郷のプラハを超えて広がり、今日まで生き続けているのです。
「宗教改革の明けの明星」と呼ばれたジョン・ウィクリフを探る旅へ出かけましょう。 ラターワースはジョン・ウィクリフの職場であり、彼が最も重要な働きをした場でもあります。 オックスフォード大学で教育を受けたウィクリフは、学者であり、無類の論客でもありました。 学生時代には、修道士たちの怠惰な生活を糾弾し、ローマの不興を買いました。 彼は「改革者」という言葉が広まる前から、ただ一人、時代の変革の声だったのです。
マグナ・カルタ憲章の意義と、ジョン王とローマ教皇イノセント3世の緊張関係を掘り下げる旅に出かけましょう。 マグナ・カルタ憲章は、今から800年余り前の1215年6月、ラニーミードにおいて締結され、民事的にも宗教的にも重要な意味を持っています。 マグナ・カルタ憲章は歴史上最も重要とされる文書の一つですが、多くの人がその名称を聞いたことも、全文を読んだこともありません。 その内容は、世界中で自由と解放を喚起し、誰も法の上に立つものではないことを示しているのです。
今回はアルビジェンヌ派について探る旅に出かけましょう。 神の言葉に忠実であったワルド派のように、アルビジェンヌ派は南フランスを拠点に同様の信仰を持っていました。 13世紀初頭のローマ教皇インノセント3世の時代、多くの信徒が迫害されましたが、特にアルビジェンヌ派は、20年以上にわたって迫害され続けました。 教皇は南フランスの聖書を信じる信仰者を一掃しようとしたのです。
今回は、ワルド派のモットーである「Lux Lucet in Tenebris」、つまり「暗闇の中の光」を理解する旅へでかけましょう。 ワルド派は、養成所や礼拝所、時には洞窟の中で若者たちを指導しました。 彼らはしばしば迫害され、身を守るために隠れなければなりませんでした。 そのような状況下で、また、人々は山間部に散らばっていたにもかかわらず、洞窟というシェルターで共に礼拝を行っていたのです。
このシリーズについて
キリスト教にはたくさんの教派がありますが、大きく2つに分けると旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)です。
どのような経緯で宗教改革がなされ、新教が誕生したのでしょうか。
幾世紀にもわたる宗教改革の系譜をたどる真理への旅に出かけてみませんか。
このシリーズでは、ジョン・ウィクリフ、マルチン・ルター、コルンバヌス、エイデンそしてジャン・カルヴァンといった改革者たちの祖国であるヨーロッパ各国を旅します。

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