リニエージ ~真理への旅〜 シーズン1

キリスト教にはたくさんの教派がありますが、大きく2つに分けると旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)です。 どのような経緯で宗教改革がなされ、新教が誕生したのでしょうか。 幾世紀にもわたる宗教改革の系譜をたどる真理への旅に出かけてみませんか。 このシリーズでは、ジョン・ウィクリフ、マルチン・ルター、コルンバヌス、エイデンそしてジャン・カルヴァンといった改革者たちの祖国であるヨーロッパ各国を旅します。

リニエージ ~真理への旅〜 シーズン1

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第1話 コンスタンティヌス:妥協と論争

ローマの宗教観を大きく変えた、コンスタンティヌス大帝を探る旅に出かけましょう。 コンスタンティヌスは西暦306年のマクセンティウスとの戦いの前、「あなたはこの戦いに勝利する」という神からの言葉を耳にしました。 この出来事は、コンスタンティヌスがキリスト教に改宗するきっかけとなりました。 そしてこれ以降、キリスト教は2つに分かれていくことになるのです。

第2話 スコットランドの勇士:コルンバとアイオナ

偉大な宣教師であり、宣教師の育成者であるコルンバの働きを探る旅に出かけましょう。 コルンバはアイルランド出身で、長年アイルランドで活動し、300以上の教会と、宣教師養成学校を建てたと言われています。 また、563年には200人の仲間とともにスコットランドのアイオナ島へと旅立つなど、海外宣教にも熱心でした。 コルンバは、この時代のキリスト教宣教に大きな影響を与え、アイオナ島は数世紀に渡り、ケルト教会の中心的存在となりました。

第3話 エイダンと聖なる島

エイダンの働きを探る旅に出かけましょう。 彼は7世紀に、ノーザンブリア地方オズワルド王の要請により、「聖なる島」とも呼ばれるリンディスファーン島に渡りました。 そして島に訓練校を設立し、イングランドにおける布教活動の拠点としたのです。 エイダンの働きはフィナンに引き継がれ、フィナンの働きはコルマンに引き継がれました。 この3人は、イギリスで新約聖書の教えを力強く宣べ伝えたのです。

第4話 潮目が変わる〜ウィットビー教会会議

今回は、キリスト教の潮目が変わった出来事を巡る旅に出かけます。 7世紀、イギリスのヨークシャーでは、ケルト系キリスト教が主流でした。 これは、スコットランドのアイオナから派遣されたエイダンの布教活動によるものでした(リニエージ第3話)。 しかし、西暦663年にウィットビー教会会議が開催されます。 そこで行われた公開討論により、イングランドはケルト教会ではなく、カトリック教会教皇庁の教えに従うようになったのです。 その後、デンマークのヴァイキングがイングランドを席巻し、再び異教が広まっていきました。

第5話 ディノートとコロンバヌス

前回までのアイオナからウェールズに移動し、ディノートが新たな訓練校を設立した場所であるバンゴー・オン・ディーへ向かうことにしましょう。 ディノートはコロンバから訓練を受け、後にウェールズ伝道のため尽力した人物です。 コロンバヌスはバンゴールで訓練を受け、フランスに学校を設立するために旅立ちました。 もはや、この地の若者たちは、アイルランドやスコットランド、ウェールズに出向いて宣教師の訓練を受ける必要はなく、ヨーロッパで最高水準の教育を受けることができたのです。 その後、コロンバヌスはフランス、スイス、ドイツ、イタリアで宣教を行い、ヨーロッパ大陸に訓練所を設立しました。

第6話 ワルド派:渓谷の人々

今回はワルド派の経験を通して、黙示録12章6節にある「荒野の教会」を探る旅に出かけましょう。 ワルド派の人々は、非常に長い歴史を持つ信仰者たちです。 「ワルデンセス(ワルド派の人々)」とは「渓谷の人々」という意味を持ちます。 ここから数回にわたり、彼らが故郷と呼んだ谷を訪ね、彼らが生活し、そして命を落とした場所を見ていきましょう。 宣教と奉仕に忠実で、献身的であった人々の姿を見ることができます。

第7話 ワルド派:使命への働き

渓谷の高台に住んでいたワルド派の生活を探る旅に出かけましょう。 彼らは迫害を避けるため、渓谷の低地から逃れました。 以降、彼らは「普通」の生活を営むこととなりますが、ここで言う普通とは、宣教師を養成し、過酷な土地で聖書を学び、若者を訓練することでした。 彼らは学生や労働者として働きながら、同時に宣教師としてヨーロッパ全土に福音を広めたのです。

第8話 ワルド派:光は闇の中で輝く

今回は、ワルド派のモットーである「Lux Lucet in Tenebris」、つまり「暗闇の中の光」を理解する旅へでかけましょう。 ワルド派は、養成所や礼拝所、時には洞窟の中で若者たちを指導しました。 彼らはしばしば迫害され、身を守るために隠れなければなりませんでした。 そのような状況下で、また、人々は山間部に散らばっていたにもかかわらず、洞窟というシェルターで共に礼拝を行っていたのです。

第9話 アルビジェンヌの大虐殺

今回はアルビジェンヌ派について探る旅に出かけましょう。 神の言葉に忠実であったワルド派のように、アルビジェンヌ派は南フランスを拠点に同様の信仰を持っていました。 13世紀初頭のローマ教皇インノセント3世の時代、多くの信徒が迫害されましたが、特にアルビジェンヌ派は、20年以上にわたって迫害され続けました。 教皇は南フランスの聖書を信じる信仰者を一掃しようとしたのです。

第10話 マグナ・カルタ憲章:自由の礎

マグナ・カルタ憲章の意義と、ジョン王とローマ教皇イノセント3世の緊張関係を掘り下げる旅に出かけましょう。 マグナ・カルタ憲章は、今から800年余り前の1215年6月、ラニーミードにおいて締結され、民事的にも宗教的にも重要な意味を持っています。 マグナ・カルタ憲章は歴史上最も重要とされる文書の一つですが、多くの人がその名称を聞いたことも、全文を読んだこともありません。 その内容は、世界中で自由と解放を喚起し、誰も法の上に立つものではないことを示しているのです。

第11話 ジョン・ウィクリフ:明けの明星

「宗教改革の明けの明星」と呼ばれたジョン・ウィクリフを探る旅へ出かけましょう。 ラターワースはジョン・ウィクリフの職場であり、彼が最も重要な働きをした場でもあります。 オックスフォード大学で教育を受けたウィクリフは、学者であり、無類の論客でもありました。 学生時代には、修道士たちの怠惰な生活を糾弾し、ローマの不興を買いました。 彼は「改革者」という言葉が広まる前から、ただ一人、時代の変革の声だったのです。

第12話 ボヘミア宗教改革 フスとジェローム

チェコ共和国にあるボヘミア地方を巡る旅へ出かけましょう。 ボヘミアは、宗教改革の偉大な英雄であるジョン・フスとジェロームの故郷です。 ジョン・ウィクリフの伝道活動に触発された二人は、密接に協力しつつ、生涯を通じて宗教改革活動に尽力しました。 彼らの影響は故郷のプラハを超えて広がり、今日まで生き続けているのです。

このシリーズについて

キリスト教にはたくさんの教派がありますが、大きく2つに分けると旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)です。

どのような経緯で宗教改革がなされ、新教が誕生したのでしょうか。

幾世紀にもわたる宗教改革の系譜をたどる真理への旅に出かけてみませんか。

このシリーズでは、ジョン・ウィクリフ、マルチン・ルター、コルンバヌス、エイデンそしてジャン・カルヴァンといった改革者たちの祖国であるヨーロッパ各国を旅します。

リニエージ ~真理への旅〜 シーズン1
カテゴリー
アドベンチスト, 歴史, 聖書
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