十字架の愛に応答する

強盗に守られて

ドリアニー牧師は、マダガスカル教区の教会員を訪ねる途中、強盗に遭遇しました。

その運命の日、強盗たちは大きな丸太を道に置きました。その丸太を見た牧師は、何かおかしいと思いつつバイクを降りたとたん、5 人の強盗に囲まれ、「持ち物すべて渡せ!」、と要求されました。自分はセブンスデー・アドベンチストの牧師で、教会員を訪ねに行く途中だと説明しましたが、強盗たちは気にも留めません。そのとき、牧師はある教会員の名前を思い出し、その人を知っているか尋ねました。その教会員はこの場所からかなり離れたところに住んでいたため、知らないだろうと半ば諦めていると、驚いたことに、1 人の強盗が仲間に言いました。「こいつは逃がしてやろう。こいつが言った人は俺の命の恩人だ。俺が誰かに刺されたとき、そいつが助けてくれたんだ」。

「助かった」、と感じた牧師は、彼らにいくつか、聖書の言葉を朗読させて欲しいと尋ね、強盗たちは同意し、さらに彼の残りの旅の安全を保証すると申し出てくれたのです。その後しばらくして、ある新しい求道者が牧師に「私のことを覚えていますか?」と尋ねて来ました。牧師が「覚えていません」と答えると、その男は「教会員の訪問途中で 5 人の強盗に遭ったことを覚えていますか?」と尋ねました。

牧師が「その事ならよく覚えている」と答えると、男は「私がその強盗の 1人でした」と告白し、バプテスマを受ける準備ができていることを伝えました。牧師は、自分を傷つける筈の出遭いが、誰かを救う機会になったことを神様に感謝しました。

私たちがお返しする什一と統合約束献金は、命の危険を冒して福音を伝える世界中の牧師を支えています。あの強盗が聖書の言葉を聞き、立ち返ったように、多くの人々が、私たちの惜しみない献げ物によって、イエスさまのことを聞く機会が与えられますように、お祈りいたしましょう。

オンラインから
04/24/2025, 11:30 PM